資源循環領域
資源を捨てずに循環させる
まだ活用できる資源を、生かしきる
サニックス資源開発グループでは、地球規模で環境保護が求められる今、産業廃棄物の適正処理・リサイクルは、重要な社会課題です。私たちは、廃プラスチックの燃料化リサイクルや、食品工場などから排出される廃液の浄化・リサイクルなど、次世代の地球環境を考慮した事業を通じて、循環型社会の構築を図っています。
資源循環領域におけるサニックスの強み
-
廃プラスチックの燃料化による、特徴的な資源循環型発電モデル(非化石電源)
-
全国14ヵ所の廃プラスチック中間処理工場網による、廃プラスチックの収集体制
-
有機・無機廃液を処理する施設としては、国内最大規模の廃液処理施設を所有
-
実績に裏付けされた高い燃料化・リサイクル処理技術
ERD事業環境資源開発事業
主な商品とサービスの紹介
-
- 廃プラスチックの燃料化
- 産業廃棄物系プラスチックを燃料化するプラスチック資源開発工場を、全国各地に14拠点展開。大きさや形が様々な廃プラスチックを細かく破砕することにより、石油・石炭などの代替燃料として活用するサーマルリサイクルを推進しています。
-
- 資源循環型発電システム
- プラスチック資源開発工場で燃料化したプラスチックを、発電施設のエネルギー源として利用。石炭と比べ、発熱量が高く、CO2排出量や焼却灰発生量が少なくて済むことから、環境負荷が低く、付加価値の高い電気を供給することが可能です。
時代の要請に応え、1994年に産業廃棄物処理事業に進出したサニックス。その運営過程で、プラスチックの燃焼カロリーの高さに注目。それまで単純に焼却・埋立処分されていたプラスチックをエネルギーに変える資源循環型発電事業に進出しました。現在、全国14ヵ所の工場にて廃プラスチックの燃料化加工が行われ、それらはサニックスエナジー苫小牧発電所「北海道・サニックス子会社」(以下、苫小牧発電所)などで発電用燃料として活用されています。なお苫小牧発電所は、プラスチック専焼という他に類のない発電所として注目されており、発電出力は、一般世帯の約2万4千世帯分に相当します。
-
POINT
これまでおこなったプラスチック処理量
-
約 590 万t
-
POINT
これまでの苫小牧発電所発電量
-
約 500 万MWh
2023年3月末現在
-
- 廃液の浄化処理・リサイクル
- 外食店舗や食品工場などから排出される有機廃液などを、大量に受け入れる体制を整えています。一連の処理工程により、高濃度の汚濁成分を99%以上除去する能力を有し、油分や脱水汚泥の燃料化リサイクルも推進しています。
-
POINT
これまでおこなった廃液処理量
-
約 250 万t
2023年3月末現在
-
- 廃棄物に関する業務を一元管理できるシステムの販売
- 廃棄物関連業務をサポートする事業者向けの『SANIX system(サニックスシステム)』と一般廃棄物関連業務をサポートする収集運搬業者向けの『SANIX system pro(サニックスシステムプロ)』の2つを販売しています。廃棄にまつわるコスト適正化のみならず、お客さまの廃棄物関連業務の負荷軽減、コンプライアンス遵守も支援します。
資源循環型発電事業の仕事の流れ
全国14ヵ所のプラスチック資源開発工場から、メーカーなどの製造工場で排出される廃プラスチックを、処理手数料とともに回収し、廃プラスチック燃料に加工処理してサニックスエナジー苫小牧発電所(以下、苫小牧発電所)などに供給します。その後、苫小牧発電所において、廃プラスチック燃料を利用して発電し、取引先に売電を行っています。
廃液処理事業の仕事の流れ
食品・飲料工場から排出される廃液を処理手数料と共に回収します。回収した廃液は北九州市のひびき工場で、微生物処理などを行い浄化させます。浄化後は適切な処理をしたうえで、下水への放流や再利用・燃料化などを行っています。